垣根の向こうのじゃんけん
~なんて優しい人なのだろう~
小学生のころ、集団登校の班が来る前、私はいつも少しだけ道路に出て待っていた。 垣根の隙間から、掃除をしているお母さんが見えた。忙しいはずなのに、私に気づくといつもじゃんけんをしてくれた。 それが、とても嬉しくて、楽しくて大切な時間だった。隙間から見えるその笑顔が、キラキラしていて大好きだった。
ある日聞いた。
「どうしてそんなに優しいの?」 お母さんはすぐ答えてくれた。 「好きだからよ」 その一言が、ずっと胸の中にある。
今も。
お母さんが育てると、何でも咲く
小学生の夏休み、黄色の菊を育てる宿題があった。 私は1週間ほどで水やりをやめてしまった。 その後、お母さんが黙って水をやり続けた。 学校に持っていったら、校内で1位『金賞』をとってしまった。 全校のみんなの前で表彰されて、嬉しくもあり、恥ずかしかった。お母さんが育てると、何でも満開に咲くの。 庭のお花も、季節ごとに美しく咲いている。広い庭を、いつもきれいに整えている。私には、とてもできないことを、当たり前のようにやっている。 家族のために、家のために、ずっと一生懸命だったお母さん。 その姿が、ずっと尊敬でいっぱいです。
お母さんへ
どうかすぐ いかないで
もっと 一緒にいたいよ
今日も 大好き。
今日も ありがとう。
お母さんと会えなくなるなんて
怖いよ。
コメントを残す